11/27/2020

Reissue KNIGHTS IN SATANIC SERVICE of SATANICA

SATANICA's 1st album, KNIGHTS IN SATANIC SERVICE, has been re-released. The publisher is CARNAL BEAST (japan) and it was released on November 27, 2020, limited to 666 copies.

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SATANICAの1stアルバムであるKNIGHTS IN SATANIC SERVICEが再発売されました。発売元はCARNAL BEAST(japan)で2020年11月27日に666枚限定での発売です。

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これを機にKNIGHTS IN SATANICA SERVICEでOZZIE ALASTORが提供した曲について振り返ってみた。

1.Hail to Satan (Lyrics : Universe / Music : Alastor)

うめき声と共にSATANが登場し凄まじい力を見せつけ、これから長い闘いが始まることを示唆する。

SATANICAの記念すべき初めに制作された曲である。この曲はOZZIEがSPRIGGAN(*1)時代に提供した曲であるが、SATANICAでアレンジし直した曲である。SATANICAらしさを出すために、リハーサルではギターのリフを聞いてもらい各パートが合わせる方法を取った。そのため、メンバーの個性が引き出せ特にボーカルラインは全く新しいものとなった。うめき声のギターはRittiが弾いている。
*1 この時のSPRIGGANのメンバーはVo FUKUDA(ORANGE), B TAKU(Paku-Toh), Dr Kameyama, G Ozzie(STANICA)

2.Evil Eye (Lyrics : Universe / Music : Alastor)

Evil Eyeが登場するシーンを連想させる不気味なフレーズと激しいリフが交じり合いモンスターとの戦いの静と動を表す。途中の展開のギターのハモリが心を引き裂く。不気味な静のリフが激しいパワーコードに替わり(弾いて心地よい)Evil Eyeとの戦いは終盤に向けて押し進む。この曲はOzzieがギターリフを提供し制作が開始された。

3.Beelzebub (King of Fly) (Lyrics : Universe / Music : Alastor, Danger)

上空よりBeelzebub登場。間奏部分ではじわじわと戦いが進み一気に激しくなる。歌メロのバックのリフは、頭アクセントと裏アクセントが交互に現れ体を揺さぶる。途中の重い曲調から一気に高速になる展開が戦いの情景を連想させる。

Ozzieがギターリフを提供し制作が開始された。リフをメンバーに公開したときに「こんな(怪しい)曲をやってくれるのか!」と感動した。間奏部分のテンポが遅くなる部分は、力強く下降を繰り返すベースラインに怪しげな上昇コードを重ねることで、RittiのアイディアにOzzieが応えた良い例である。

4.War of the Creation (Lyrics : Universe / Music : Alastor)

この曲は、少しスローで重たいリフで始まり、サビは下降コードに単一の音を継続する私の大好きなアレンジ。後半のテンポが速くなる部分のコードの繰り返しはとても幻想的な世界に引き込んてくれる。Ozzieがギターリフを提供し制作が開始された。この曲のギターソロはOzzieが弾いている。

5.The Marquis of Hell (Lyrics : Universe / Music : Alastor, Danger, Lipps)

この曲は展開がどんどん進みSATANICAの世界に引き込んでいく構成になっている。何か胸騒ぎの起きる雰囲気のリフで始まり、SATANICAでは珍しいクリーンなオブリガードでバラード風に歌が始まるが、徐々に展開され刺激的な音使いで激しさを増す。終盤の4分の6拍子に導かれ怪しい宴が始まる。
Ozzieがギターリフを提供し制作が開始された。後半4分の6拍子はOzzieのコードにSheeがフレーズを乗せ、最も初期SATANICAらしい雰囲気が出ている。

6.Incarnation of Death (Lyrics : Universe / Music : Danger)

Rittiが初めてSATANICAにリフを提供した記念作。ギターソロはOzzieとSheeが交互に弾いているが、Ozzieのフレーズは一説によるとゲーム好きの人々にインパクトのあるフレーズのようだ。

初期のライブ時に、親に連れられてきた幼い子供が呆然と映画でも見るようにSATANICAのライブを見ているのを目撃し意外だった。この事をRittiと話す機会があり「子供でも口ずさんでくれる曲を作りたいね」とOzzieとRittiで意気投合したことがあった。

7.Return for Victim (Lyrics : Universe / Music : Alastor)

力強さと邪悪さと哀愁さが心揺さぶる曲に仕上がっていると思う。
Ozzieがギターリフを提供し制作が開始された。

8.Razor Holocaust (Lyrics : Universe / Music : Alastor, Danger, Universe)

SATANICAを代表する曲の一つ。
Ozzieがギターリフを提供し制作が開始された。この時期は私が毎週新しいリフを提供し速いペースで曲作りが進められていて、私の脳裏に曲が自然に流れアイディアが溢れていた。邪悪な半音違いの音を試行錯誤していたが、この曲は不自然さが少ない銘リフだと自分で思っている。BメロのリフにはBLACK SABBATHのVOODOOに影響されたリフが取り込まれている。

1st CDリリース後の活動(MySPACE時代)

このころはMySPACEが全盛期で、CDがリリースされた機会に世界の人にSATANICAの曲を聴いてもらたい思いでMySPACEに曲を公開した。MySPACEは世界中に会員が存在する音楽・エンターテインメントを中心としたソーシャル・ネットワーキング・サービスである。このころのMySPACEは日本ではMetal Safariぐらいしか活動的でなかったと記憶している。SATANICAのターゲットは海外のHEAVY METAL FANSであると考え、Ozzieは毎週末にとても多くの世界中のメタルファンにメッセージを送りSATANICAが認知してもらえるように活動を行った。中でも反応がとてもよかったのは、ヨーロッパとブラジル、そしてアジアであった。彼らにHEAVY METALの同志として少しでも好感を持って貰えることは最高に嬉しく思った。またSATANICAは海外のHEAVY METAL FANSに受け入れられるという確信に繋がっていった。

remasteringについて

SATANICAの1st CDはmixdown後にmasteringを行っていない。今回は、Ozzieが初期のイメージを損なわない程度にmasteringを行った。詳しくは後日紹介する。

ギターの使用機材について

OzzieはMarshall JMP-1, Marshall JCM2000のPower Amp.
Shee LipsもMarshallを使っていたと思う。

終わりに

私が思うままに提供した曲が多いKNIGHTS IN SATANIC SERVICEは思入れがあります。再発売が実現できたのは、Ritti Dangerの熱い思いと、spiritual-beast様にその思いを受け止めて頂けたおかげです。2人をはじめ関係者全てに感謝いたします。

Reissue KNIGHTS IN SATANIC SERVICE of SATANICA

SATANICA's 1st album, KNIGHTS IN SATANIC SERVICE, has been re-released. The publisher is CARNAL BEAST (japan) and it was released on Nov...